徒然ゴリラ
山木 艮
2023年7月23 日
つれづれなるままに、日暮らし、ネットに向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、ゴリラになっていた。
「その声は、我が友、山木ではないか?」
と呼びかける友人は特にいないが、人間として生きていれば、誰にだってゴリラになりたくなる瞬間はある。私も気付けばインターネットを彷徨うゴリラになっていた。
小説でも書こうか、と思いカクヨムのアカウントを開設したものの、特に描きたい世界などもない。妄想を捗らせる脳細胞は酒で全て流れてしまった。
それなら日記でも書くか、と思い、このページを開いている次第である。読者は特に想定していないし、将来の私が読み返すこともおそらくないので、本当に読者はゼロかもしれない。それはそれで良い。
退屈な日常の中に変化を見つけ、記録を残すこと。それが目的だ。
ただの30代男性が書いた文章など、犬の糞ほども価値がないが、必要なモノで溢れかえった現代社会に於いては、時折ムダなものも必要だろう。
改めて言うが、ただの日記である。
「読んだ時間を返せ」などと言われたところで責任は負えない。読んだお前が悪い。
そういったスタンスで記録を残せば何かが変わるかもしれない。何も変わらないのかもしれない。そもそも何を変えようと言うのか?
やはり人生を変えたい。気が向いた時に冷房が効いた部屋で、ハンモックに揺られながら昼寝が出来るような人生を送りたい。
そういったしょぼい野望は抱えている。
そしてこの文章はそこそこに酒に酔いながら打っている。
ここまでで今日起きた出来事には一切触れていないので、日記かどうかすらも怪しくなってきた。
今日は梅田で開かれた就農イベントに行き、目当ての話だけを聴き、家に帰って相撲を観ていた。
就農イベントでは和歌山でイチゴ農家の募集と、滋賀でメロン農家の募集の話を聴いた。本命としては滋賀のメロンである。
メロン農家の研修は来年2月から始まるようで、それに向けて貯金をしなければ、といった状況だ。この日記が馬鹿みたいに読まれて、広告収入が得られればと夢想するが、宝くじを買うよりも見込みが低い話だ。
相撲は伯桜鵬を応援していた。新入幕で優勝が決まれば109年振りの快挙であったが、豊昇龍に敗れた。
千秋楽は優勝決定戦にもつれ込み、私は同い年の北勝富士を応援していたが、豊昇龍の優勝で名古屋場所は終わった。伯桜鵬、北勝富士ともまた来場所に期待したい。
寝るはずの時間を大幅に過ぎてしまったので寝ることにする。
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