*今まで出てきたこぼれ話

さて、今まで近況ノートに書いたこぼれ話は


・ホロッホ

・森ウサギ

・恵真の家族とクロ

・携帯食とリアムと兄弟

・16話と35話の関連性


基本的に今まで書いた内容で少し説明をしました。近況ノートのタイトルに「こぼれ話」そう書いてわかるようにしていました。でも、確かにまとめたほうがわかりやすいし親切ですよね。こちらも書いてみました。



 まずはホロッホ。アメリアさんの店、ホロッホ亭の名前にもなっているホロッホは実は未だ登場していません。卵のみが「春キャベツのミネストローネ」こちらに出てきています。

 オスは巣を離れて、その周辺を守ろうと警戒し攻撃的。メスはわかりにくい場所に巣を作り、卵を守ります。作中にありましたように、有精卵と無精卵があり、その違いは色でも確認できます。鳴き声がけたたましいのですが、朝を告げる、そんな印象があるのでホロッホ亭でもその名をつけています。

 現在、家畜化が望まれているホロッホ、こちらが上手く行けばこちらの街でももう少し気軽に卵が入手できるかもしれません。



そして森ウサギ。「春キャベツのコールスロー」で登場しました。こちらも未だ登場していません。山や森、平地緑の広がる場所には生息する生き物で人々も遭遇する可能性が高いです。庭や畑にも出てきてしまう、そんな困った存在。

 緑の毛をしていて筋肉質でぶつかると怪我をする…そのため冒険者からも不人気です。姿形はウサギと似ていますが、かなり大きく壁に穴が空くくらいの衝撃を敵に与えます。同じように1羽、2羽そう数えます。

 森ウサギがいるという事は、他のウサギもいるの?…います。でも普通のウサギはいないんです。かつてはいたといわれていますが現在ではいません。森ウサギがウサギと呼ばれているのはその名残です。



 恵真の家族とクロ。実は恵真が祖母の家に行くとなった時、家族からは不平不満が出ました。理由がクロです。恵真の父と兄はアレルギーがあるので、祖母の家には行けません。でも猫が好き。なので、「クロと暮らすのか!」「俺もクロに会いたいのに…」そんな不平不満?が出ました。

 恵真が祖母の家に行く晩の日、恵真の兄はちょっといい猫缶を買って来て恵真に渡しました。そんな家族に恵真はたまにクロの画像を家族に送ってあげています。

 


携帯食とリアムと兄弟。「SS リアムと屋台 ~そのあと~」でテオが携帯食を「食べたことあるけど、美味しくはないかも」そんなふうに話して、アッシャーが「リアムさんに貰ったんだろ!」と注意して、それにリアムが「それしか持っていなかったんだ」と答える…そんな場面があります。


 その場面は「8話 リアムとバートは兄弟を案じる」ここで書かれているリアムと兄弟の出会いの話です。このときに渡した携帯食の味を2人は話しています。

 携帯食は美味しくはないのですが、薬草も使用されています。そのため、リアムは2人に携帯食を渡しました。

「30話 香草チキンのバゲットサンド」でリアムは携帯食を恵真に渡すのですが「SS リアムと屋台 ~そのあと~」で恵真が興味を示しているからです。



16話と35話の関連性。同じような夜、同じような光景、同じようにそばにはクロがいて…そんな中で恵真の気持ちだけが少し違う。そんなとき、恵真はあのときの飲み物に気付き…。

 異世界のドアをきっかけにした出会いが少しずつ恵真を成長させていきます。本当にゆっくりなんですけれど。そんな微妙な違いも楽しんで頂けたら嬉しいです。



あ!他にもありますね。キャベツです。

「SS 恵真とクロとヤモリの休日」こちらで岩間さんに小振りなキャベツを3玉頂いているんです。それもあって、恵真はそれをミネストローネやコールスローに使っています。


 他にも色々とお隣の岩間さんとお裾分けしあう仲です。喫茶エニシにお客さんが入らず、「30話 香草チキンのバゲットサンド」では2日続けてお裾分けしていたりします。「36話 初夏のジャムと果実のシロップ」こちらの最後で、恵真が使った甘夏は岩間さんに頂いたものだとわかります。

 そのお返しに恵真はジャムを、岩間さんからは青梅を頂きます。この青梅がまた「カリカリ梅と夏野菜のピクルス」で登場しています。意外と岩間さんに頂く食材で恵真は助かっているんです。


 そしてこの回では「22話 リアムとコンラッド」でバートに手作りすると話していたアッシャーとテオ用のエプロンを作っています。この作ったエプロンを恵真がアッシャーとテオに初めて着て貰うのが「SS バートとハチミツ入り紅茶」です。こちらでは作った恵真が身につけた2人の可愛さを絶賛しています。



…とこんな形で微妙に繋がっています。

これをこぼれ話として近況ノートに書いていました。

作中に書かれている事もあれば、少ししか書いていないんですが実はこうなんですよ、そんな話がこぼれ話です。


いかがでしたでしょうか。こんな形で今後も綴ってまいります。

もちろん読んでいる話によってはネタバレになってしまうこともあるかと思いますので、それを避けたい方は現在公開中のお話を読んだ後の方が良いかもしれません。


 でも知ってても知らなくても楽しめるような内容を書けるように心がけますので、こういうおまけ?ちょっとお得?そんな楽しみがあってもいいかと書いてみました。

少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。


あ、こぼれ話の由来はこぼれいくらです。

美味しそうな響きにしてみました。

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