第25話
「ちょ、流石に近くない?」
「いいじゃん。優くんは恩人だし」
私は俺の腕に抱きついて居る。
「優くんもほら、満更じゃないって顔してるし、どうなの?」
元カノがこっちを睨んでいる。
「まぁ、良いんじゃないかな?」
「だって!!」
「え、優、そんな」
元カノは落ち込んだ顔をする。そしてしばらく覚悟を決めたような顔をして、
「じゃあ、わ」
「お兄ちゃん!!」
元カノを遮るように俺の片腕には妹が抱きつく。
「え、妹ちゃんどうしてここに?」
「一緒に来たいって言うから」
「私は優くんの妹さんなら大歓迎だよ。」
「お兄ちゃんとデート!!」
「え、そんな」
妹は悔しそうな顔を見て絶妙にニヤッとする顔をした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます