第一話 美少女との出会い

ある、寒い日の朝。僕は今日も学校に行かなければならなかった。布団から出るのはとてもつらかった。出たくなかった。学校をさぼろうとも思った。そう思いなにげなく窓の外を見ると人がいた。僕の家は一軒家で僕の部屋は2階。階段を降りて、窓の外を見るよりこっちからの方が見やすい。あの人は見たこともない人だ。だけど僕と同じ学校の制服を着ていたので、僕の学校の生徒だということは分かった。なぜ、僕の家の前にいるのか。その理由が全く分からなかった。僕、何かやらかした?

 一番謎なのがまだ朝の六時だということ。学校への登校時間は8時。しかも今日はちょっと暗い。

そう思いながら見ている時だった。その人の後ろに黒いパーカーを着た明らかに不審者の男の人がいた。だが、その人は気づいていない。僕は直感でヤバい状況というのが分かり、50段ある階段を必死で駆け下りた。

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