極東心中

 アバラ浮き出る酔い奴隷


 俗より出家燻りし てふてふ


 日の本珈琲店手招き美人


 とおりゃんせ、とおりゃんせ


 提灯も


 天の川とて


 厭う夜


 恋文耽り納屋の陰影


 さあとおりゃんせ、とおりゃんせ


 また叶わぬ恋が増え


 狂い逢い乳繰り合い


 そのような終の夜


 燃ゆ天女


 手弱女、紅は焔


 如何な幸もまた


 戦が焚いて……






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る