龍の首

 透明に混ざり合う波紋


 盛衰は遥かなる野辺と


 永久に塗す初桜




 そしてまた、大輪が咲く




 三千世界須く唯一無二


 超越の世界に横たわる


 水晶の瞳、忘却の彼方




 その首は龍と崇められ




 彼岸


 朽ちた海


 赤茶ける大地


 ただ全てを包容する龍であれ




 心に龍を棲まわせ


 血の涙さえ糧とせよ










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