土用浪海に行くのも浜辺まで

土用浪とは、土用の時期に台風等の影響で来る大きな波のことです。


そうした大きな波にさらわれてしまうのが不安なので、暑くて海に遊びに行きたいが、行っても中に入らず浜辺までかなという心境を詠んだ句です。


ただ、


・句の主人公が誰なのかが分からない

・波が高いので海の中には入らないという、当たり前のことを言っているに過ぎない

・背後にあるドラマが見えない。だから読み手が余韻や解釈を楽しむ余地がない

・単純に土用浪という季語を使って遊んでいるだけ


という句になっているなと思います。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る