第9話 重荷

 戦闘力については、レイヴァス、ドレイクのみ。

ノア、アイズ(🐕)は…ゼロとしておこう。


 このメンバーでは、とりあえず戦闘は無理そうだ。目的を変更する。とりあえずここから離れる。


 騎士たちについては、当面保留だ。ノアはこちらで守っている以上そう簡単には手出しはしてこないだろう。


 問題は、アイズ(🐕)だ。連れていて、泊まれる宿屋はそう多くないぞ。レイヴァスも気に入ってるしな。ノアは相変わらず可愛い。


 まだ小さな少女だけど。美人になるぞ。期待大!

って、もちろん変な気持ちはない。純粋に可愛い、守っていかないと。


【ドレイク、何独り言言ってんだ?】


【いや、これからのこと、考えてた】


【ワン、ワン!】


 アイズ、ちょっと🐕っぽくないとこもあるけど、🐕だよな?


 とりあえず、俺がまとめないと。これから先、そう簡単には戦闘っては訳にはいかない。


 守りながら戦うって難しいんだよ。レイヴァスに守りに専念してもらって…無理だな、こいつはリミット外れると危険だ。


 じゃ、俺が守るか…って、レイヴァス一人でどれほど耐えられるか。強いには強いんだが。


【だからさ、ドレイク心配なんだろ?仲間募ろうぜ!これじゃ戦闘は無理だろ?】


【解ってるじゃないか。意外だよ、お前がそこまて考えてるなんてさ】


【バカじゃないぞ、俺も!】


 いや、バカだな。メテオプリズン使いやがったからな。何と言っても怒り任せで。


【資金無いと仲間も募れないから、武器屋あたりで働くか?もしくは酒場とか?】


ノアはボソッと、


【私も手伝うよ】


いや、有り難いけど、こんな小さな娘にはね。


【無理しなくていいよ、気持ちだけでじゅうぶん】


【これ使うね、アイズ(🐕)のリード持ってて】


………何?………


煌く光に包まれて、ノアの姿が消えた。


眩しすぎる光が落ち着くと…何だって?!


何したんだ、これは何が起きた!


【これで働けるよね?】


レイヴァスしっかりしろって!口開きっぱなし…


まぁ、俺もだが…


絶世の美人に…ノアなのか?


【ノア、何したんだ?】

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