何もかもと、いふことは
進藤 進
第1話 スッキリしたいですか?
歳を重ねて。
想うことが多々、あります。
自分を責めないこと、とか。
今までも沢山、綴りましたけど。
今宵も語らせてください。(笑)
※※※※※※※※※※※※※※※
ウチの奥さん。
とても良い人です。
ノロケではありません。(笑)
只、一つだけ。
気にかけて欲しいことがあります。
ほんの些細なことですが。
それは。
「最後まで言わせて」ということです。
例えば。
休日の朝寝坊の後。
「おはよう」の次に。
「あぁー・・・今日はメッチャ、よく寝たぁ~!」
と。
伸びをしながら言いたいのですが。
「あぁー・・・今日はメッ・・・」
ここで、奥さんの第一声が遮ります。
「今日の朝は御飯じゃなくて、パンにしてね。
このあと、8時くらいにパン屋さんに行ってくるから。
どんなパンがいい?」
と。
絶妙のタイミングで切られます。
「ピタサンド(チキンとキャベツをナンでくるんだパン)
の照り焼きじゃなくて、マヨ味の方とブルーベリーのタルト。」
と、反射的に僕は答えてしまいます。(食いしん坊なので)
おかげで。
「・・・チャ、よく寝たぁ~!」
が。
最後まで言えなくて。
物凄く。
モヤモヤするのです。(笑)
例えば。
風呂上がりのビールをゴキュゴキュ飲んで。
「プハァッー・・・!」
と、やりたいのですが。
「プゥ・・・」
のところで切られると、嫌でしょ?
なにか。
オナラみたいで。(笑)
スッキリしないじゃないですか。
奥さんの方は。
起きてからずっと献立のことを考えているので仕方無いのですが。
色々な場面で。
「プハァッー・・・!」ができなくて、モヤモヤしています。(笑)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます