今年の梅雨は、大雨が多いですね。


ある時は、ザーザー。

ある時は、ドザーッ!


梅雨って、しとしとと雨が降るものだと思っていましたが、そんな表現は全くそぐわない雨の降り方ばかりのような気がします。

皆様のお住まいの地域はどうでしょうか。




さて、そんな大雨の日には、不穏な音を鳴らすものがやってくることが……。


ゴロゴロゴロ……


そう、雷です。




ズッガーーンッ!




大きな、大きな、突然の雷音。

大人でも身体をビクッと震わせてしまいますね。


犬猫さんは、驚いて失禁したり、パニックになって壁にぶつかったり、家を飛び出したり……、なんてことも聞いたことがあります。

どういうものなのか分からない動物にとって、雷は人間以上に怖いものなのかもしれません。




さて、ご存知ビビリのオカメさん。

雷が鳴って、さぞや怖がるだろうと思いました。

ところが、大丈夫だよ〜と慰めてあげようと見上げると、普段から放鳥中に寛ぐ冷蔵庫の上で、キョトンとしているオカメさんの姿が。


……あら?

オカメさん、怖くないの?



ガガガーンッ!



音が聞こえると、一度冠羽が立ち上がります。

これは警戒のしるし。

音には反応して、周りを窺っているようです。

でもすぐに下がってリラックス状態に。

どうやら、「雷の音=怖いもの」ではなさそうです。


普段、私がペンを落としたり、何かをぶつけたりする音にはびっくりして飛び回るのに、雷には驚かないとは。

う〜む、不思議です。


まあ怖くないのなら、放鳥中でもケージの中でも暴れる心配がないですから、安心ですよね。



そう思って、オカメさんを肩に乗せていた私。



ズドーンッ!



大きな音に、思わず私がビクッ!



ビョーッ!!



肩が動いたことに驚いて飛び上がったオカメさん、台所と居間を三周して冷蔵庫の上に戻りました。



フッ! フッ! 


『も〜! おかあしゃん、びっくりしたじゃないの!』


……あ、すみません。




雷自体より、雷に驚く人間の方にびっくりするオカメさんなのでした。




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