うちのオカメさん

抜け毛

オカメインコのチャームポイントといえば、オレンジ色のほっぺのようなチークパッチと、優雅にカーブした細い冠羽（かんう）でしょう。

そのどちらも可愛くて大好き！

しかし、ホワイトフェイスと呼ばれる種類の子は、チークパッチの部分も身体の色と同じなので、オカメインコ全体の共通チャームポイントといえば、冠羽なのかもしれませんね。

その冠羽。

個体によって長さもカーブも様々です。

うちのオカメさんの冠羽は、中央の一本が長く、クルと緩くカーブしています。

そして、その左右にそれより少しずつ短い羽根が順に並んでいます。

……が、やってきました、換羽期が。

抜けちゃうのですよ、可愛い冠羽も！

発情期後に来るとされる換羽期ですが、オカメさんは抱卵期もあるので、それを終えて産後ケアの更に後。

ちょうど今、換羽期の真っ最中です。

換羽期とは、古い羽根が抜けて、新しい羽根に生え変わる時期のことで、小さな羽根から大きな羽根の順に生え変わります。

小さな羽根。

それはもちろん羽毛からですが、その次は、そう、冠羽が抜けるのです。

羽根と言うと、一般的に想像する形状は、羽根ペンに使われるようなものだと思います。

しかし、オカメインコの冠羽は細く、一本では頼りない感じです。

それがハラリと落ちると、まるで抜け毛のように儚く……。

例えて言うなら、サ○エさんの波○さんの頭頂から、ハラリ……

……というような？

そんな、そこまでは……と思われるでしょうか。

しかし、ご想像下さい。

冷蔵庫の上に止まったオカメさんの頭から、ハラリと抜け落ちた冠羽がくるくると回転しながら落ちていく……。

可愛く傾げた頭には、中央が抜け落ちて二股になった冠羽……。

「ギャーーッ！！」

と叫びたくなるではありませんかっ！？

え？

なりません？

そんなこんなで、少し前までオカメさんの冠羽はバラバラでした。

まあ、勿論そんなオカメさんも超可愛いのではありますが、やっぱり新しく生え揃った冠羽は美しく、いつ見てもうっとりしてしまうおバカ飼い主なのでありました。