防止対策
毎朝8時半頃に毛布をはぐると、うちのオカメさんは水入れの上の、プラスチックカバーの上に止まっています。
このカバーは、水や餌の殻があちこち飛ばないようにするための物。
決して上に止まる為の物ではありません。
オカメさんは、一緒に暮らし始めて数年はとまり木で夜を過ごしていたはずですが、いつ頃からか、水入れカバーの上で過ごすようになりました。
上がドーム状になっているので、止まり心地が良いとは思えませんが、どうもそこが落ち着くようです。
鳥は寝る時、人間のように長く熟睡はしないと言われています。
脳が半分起きた状態で眠っているのだとか。
被食動物である多くの鳥は、熟睡してしまうと危険を察知できませんし、筋肉が完全に弛緩してしまうと、止まり木からも落ちてしまいます。
ですから、身体の状態としては、常にすぐ動けるようにして眠っているのですね。
そんなわけで、インコ達は細い止まり木の上でも、上手に眠ることが出来るのです。
しかし、そんな鳥達も、時には寝ぼけて落ちることも。
オカメさんも、夜中に落っこちたことがあります。
毛布を掛けられたケージの中で、突然トサリと軽い物が落ちた音、続けてバサバサと暴れる音が!
慌てて毛布をはぐれば、身体を極限まで細くしたオカメさんが、翼と尾羽根を広げて四方八方に威嚇しています。
フッ! フッ! フッ!
……えーと、オカメさん。
あなた自分で落ちたのですよ?
しばらくすれば落ち着きますが、これでパニックになって怪我をする子もいると聞きますから、慌てずよく様子を見てやらねばなりません。
ここでふと気付きました。
そういえば、水入れカバーの上で寝るようになってから、オカメさんは一度も夜中に落ちたことがありません。
は!
水入れはケージの角にあるので、身体は柵にもたれられます。
もしかしたら、寝ぼけて落ちるのを防止するためにカバーの上で寝ている…とか??
頭いいな、オカメさん!
真偽の程は分かりません。
でも、今日もオカメさんは、水入れカバーの上で朝を迎えているのでした。
※ 小松菜の茎を喜んで食べているオカメさんの写真を貼っています。カメラ目線の可愛さをご覧下さいませ〜。↓
https://kakuyomu.jp/users/karamitu/news/16817330668858764133
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