かまって

うちのオカメさん、甘えん坊のかまってちゃんです。



放鳥中、私の肩にいない時も、大体は私が見える所にいます。

お散歩して廊下に出ていっても、しばらくしたら私の存在を確認しに戻り、また歩いて行きます。


私が洗面所に行けば洗濯機の上に止まり、私が一人で二階へ上がろうとすると、『待って!』というように、ピョッ! と鳴いて急いで肩に飛んで来ます。


一緒にいたいのだと分かって、とても嬉しく、とっても可愛いっ!!

…………のですが。




一緒にいると、今度は遊んで欲しくなるものなのか、くつろいでしばらくすると、オカメさんはかまってくれとアピールし始めます。


私は自分のパソコンを持っていないので、小説を読むのも書くのもスマホ一本なのですが、スマホをペケペケしていると、決まってオカメさんは肩に乗って、耳たぶをツンツンしてきます。

イテテ…。


『 おかあしゃん あそんで 』


これがまた地味に痛いので、私は指を持っていってオカメさんの頭を撫でます。

頭を下げたオカメさんを、左手の爪の先でカリカリしながら、右手でスマホをペケペケ…。


するとオカメさん、片手間で相手にされているのに気付きます。


『 もう! あそんでってば! 』


ガブッ!


「痛ーいっ!」


怒ったオカメさんは、ピアスを噛って引っ張るのです。

これは痛い。

イテテじゃなく、一瞬飛び上がりそうになります。



私は普段から小さめのピアスを着けていますが、オカメさんは本気でかまって欲しい時以外、これを噛ったり引っ張ったりしません。

この行動は、『かまって!』というオカメさんの本気のアピール。


そんな時は、スマホは一旦ポイして、オカメさんと爪楊枝引っ張りっこしたりして遊びます。

楽しそうなオカメさん。


『 おかあしゃんが一番すき! 』


この全身からのアピールを、当たり前と思わないよう、毎日大事に付き合っていきたいと思うのです。



……だから私が小説を書くのが遅くても、仕方ないのです、うんうん。

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