僕が叶えてあげる
ぼんやり夕焼けを眺めていた。涼しさを感じても、じんわり汗は滲む。
「もうすぐ夜だよ。帰ろ」
僕の手を引く君が、血を分けた弟じゃなければ。そう思っては心を閉ざす。
「ね。一番星見つけたらさ、兄ちゃんの我儘も叶うかもよ」
僕の我儘なんて、叶ったら困るくせに。困り眉の笑顔に胸が高鳴る。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
140字でSSのお題ったーにて
『世界は変えられる』をお題に
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます