死んだと思ったら推しの幼馴染みポジに転生したので、陰から見守りたいと思います

転生＋幼少期

第1話 終わりと始まり

「ん〜今日も疲れた～」

　早く『ハニフラ』の続き読みたいな～。あれ？そういえば今日、ハニフラの続き投稿される日じゃなかったっけ?早く確認しないと!

「ぉい」

　新キャラはライバルキャラか〜。えっ!香澄の幼馴染設定じゃん！羨ましい〜。私も香澄の幼馴染になりたい！

「ぁぶないっ！」

　そういえば、さっきから騒がしいけどどうしたん……

「きゃー！！」

「おいっ誰か救急車呼べっ」

　えっ、もしかして今、轢かれたの？嘘…このまま死んじゃうってこと？嫌だ!死にたくない!せめて、ハニフラの第二章読み終わってから死にたい!あぁ、こんなことになるなら家に帰ってから読めばよかった……

　このとき、私こと『宮本　春』は生涯の幕を閉じたのだった。

　いや、閉じたはずだったのだ。

　んっ、ん〜よく寝た〜。あれ？ここ、どこだろう。ていうか、私さっき車に轢かれたようなきがするんだけど。

　えっ、なにこの手。なんでこんなに小さいの？ま、まさか…

「誰?」

　鏡を見るとそこには、きれいな黒髪で、少しツリ目の綺麗な女の子が映っていた。