第34話お尻をレイプ!

「それで放課後、・・・教室の隅で歌いながら躍っていたの!」


紅潮した顔面を俺に真っ直ぐ向けて叫ぶように告白した。


「突然、同級生の押し入部ひろみ(おしにべひろみ)と2人の取り巻きの計3人が入って来たわ!」乱入と言った方が相応しいらしいが、涙目から涙が落ちるインターバル

が速かった!「レイプされたの。」


ハァー、と深いため息を突いた所で美玲の顔面は、随分と落ち着いた血色になっていた。


 一呼吸置いた。


「レイプ?」


復唱したが、普通に高校の教室でレイプされるか?


と思いが過った。


 が、警察に届けたか?の問いに彼女は首を横に振った。


「そんなこと、言える筈無いじゃない!」


残りのモスコミュールを飲み干す。


「だって、ヤられたのはお、し、り、なの・・・。」


 彼女が小さく見えた。

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