222 進化の系譜 その194
カルスに「某●ラゴン●しモドキ」を創って譲渡した。それは巨大な鉄塊のような大剣で、大剣の重量そのものを軽減する能力と、装備した者の
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──人外レベル4 その19──
がらがっしゃあんっ……
10分程の時間を掛けた死闘が今……終わった。
「最後は大剣の力開放でトドメか……」
早い話し……大剣を振って敵を殴るなどして衝撃の力を魔石に溜め込み、ある程度溜まった所で大剣に備え付けてある
(流石にドラゴンとか高耐久な相手だと役不足だと思う……)
何度も放つことができれば削り切ることはできるけど、そう何度もあの攻撃を許すとは思わないし……特にドラゴンなどの知能が高い魔物だと、攻撃を躱したり邪魔をしたりと難しい……と思う。初見で殺し切れれば別なんだろうけど……って、まさか出ない……よねぇ?(苦笑)
※フラグ?
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6層は思ったより広かった。1層から比べると倍くらいだろうか?……徐々に広がってるなぁとは思ったけど、1層と2層は狭い道で広場や部屋を繋ぐ、典型的なダンジョンだったので気付きにくいと思うけど……
※城に設置したダンジョンコアで制御できるのは……どんなタイプのフロアか、どんな種類の魔物のポップ位置と、どの頻度でポップするか……程度で、ダンジョンフロアの細かい形状の設定はできない。恐らく、最下層に設置して現地で弄れれば可能なのだろう……多分
「6層はこれで終わりかな?」
特定のボスは存在せず、苦労して倒したスケルトン(大)は徘徊型のボスだったようだ。倒してドロップ品を腕輪のストレージに回収して判明した名前……簡易鑑定で見れたのはこんな感じだった。
【簡易鑑定結果】
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◎名前:ボーンゴーレムの頭蓋骨
◎名前:ボーンゴーレムの腕
◎名前:ボーンゴーレムの足
◎名前:ボーンゴーレムのこん棒
◎名前:ボーンゴーレムの魔石
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スケルトンだと思ってたんだけど、実は骨で構成されたゴーレムだったという……
「見た目だけじゃスケルトンと変わんないよねぇ……」
〈……で、ゴザルな〉
〈クッソ硬かったのはゴーレムだったからかぁ……〉
ロムは納得がいったとばかりにしみぢみと呟き、カルスはぶん殴って反動が来て痛かったのか(痛覚あるんか?)こちらもまたしみぢみと呟いてた。
〈私たちと同類だったんですね……〉
〈道理で魔法が効き辛い筈です〉
マリィとレイジは魔法を扱うクラスらしい感想を述べていた。フレッシュゴーレムとウッドゴーレム以外は無機質な素材で構成されていることが多く、高威力な魔法なら兎も角、低級や中級の魔法だと効き難い……そんな感想になるのは致し方ないだろう。
「まぁ、次の階層は楽に討伐できる場所だといいね……」
と慰めつつ、奥に現れた階段を目指して歩くのだった……
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ロム 「転移水晶は無いでゴザルか?」
カルス「無い……みたいだねぇ」
トーコ「次は確か、10層クリアしたらじゃなかったかな?」
マリィ「あれ? 3層にもあったと思ったんだけど……」
トーコ「初心者用階層と中級者用階層を区別する為に、後で設置したのよ」
レイジ「じゃあ、全部の階層に設置すれば楽になりますよね?」
トーコ「……まぁ、それだけの資源があれば……ね」
※魔法陣や転移水晶をダンジョンに吸収されないように設置するには、それなりに資源(魔石)が必要になります……(普通の素材だと放置してれば吸収されちゃうので)
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