第58話

俺のおかん えっ! おかん


探し物してたらえらいもん見つけた


おかんの昔の写真!


髪の毛ロングでくるくるパーマ、相変わらずの金髪、胸にさらし!特攻服着てうんこ座りヤンキーやん!


今で言う今◯から俺は……か!


ほんまにおかんこれ、何なん……


「何や!どっから引っ張り出してきてん」


「裏の倉庫、探しもんしてて」


「あぁ〜それ中3やな」


えっおかんこれ中学生なん!?

えらい老けてんな


そんなおかんが語り出す


「中3の時、懐かしいなあ〜。今やったら考えられへんけどな、学校に来るなって先生に言われててん。でもあえて学校たまに行っててん」


「こんな格好で?」


「いや、それは正装やからジャージ」


「制服ちゃうんかい」


「たまたまなァ、行ったらみんな修学旅行やってバスに乗るとこやってん」


「へぇ〜それでどないしたん」


「先生がな、帰れ!お前は行かれへんねん!ゆうて....」


え、修学旅行行かれへん生徒っておるん?先生もヤバない?


「置いていかれてん……!酷いやろ!」


今やったら考えられれん出来事に俺の頭も混乱するわ、


その後おかん、自分も行こ思て必死でバス追いかけたらしい


追いつくか!



ばぁちゃんは修学旅行のお金

返金されて喜んだらしい……


どんな家庭やねん



ほんまは学校に行きたかったんやな

それで俺の学校に訳もなくきてたんか!






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る