72. 住みたいな 栗蒸し羊羹
住みたいな 栗蒸し羊羹 穴掘って
街角の和菓子屋の店先に、栗蒸し羊羹が並んでいるのを見ました。秋の大きな和栗たちを埋めるように流し込まれた黒く艶めく羊羹の池…。
私は、まるで、みみずが食べられる柔らかい落ち葉の中に住んでむしゃむしゃと周りを食べ進めるように、いっそ、その栗蒸し羊羹の中に住み、その栗蒸し羊羹の家を片っ端から食べ進める事が出来たなら、と空想したのでした。
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