記録
岡崎修平…死因:内臓損傷によるショック死。死後十日後、無断欠勤の続いた彼に不審感を抱いた同僚が会社の六階資料室で発見した。被害者は資料室の棚と棚に挟まれるかのようにして横たえられていた。発見当時、彼の肉体はひどく損傷(主に内臓・頭部及び口内)しており、腐臭がひどかった。首にも絞跡が見つかったが、これは死後に付けられた跡と思われる。
小城裕也…死因:撲殺死。死後五時間後、勤め先ビルにて、巡回中の警備員に発見される。頭部を先の尖った物で何度も打ち付けられたようで、左頭部が陥没していた。これにより機能不全に陥ったと思われる。抵抗した様子はなく、顔面・頭部を殴打した跡以外には損傷は見受けられない。彼の指の爪の間から岡崎修平の皮膚が検出されたため、岡崎修平殺人の容疑者とされる。
平山紀子…死因:轢死。小城裕也が見つかる四時間半前に通過中の列車に轢かれて死亡。彼女が落下したと思われる地点の頭上には人通りの少ない橋があり、そこから転落したものと予想される。平山紀子の靴が岡崎修平、及び小城裕也の勤め先ビル付近で発見され、小城裕也の血痕が検出されたことから小城裕也殺人の容疑者とされる。
山下幸喜・久保茂樹・金田祐作、他二名…行方不明。ただし、山本幸喜以外の四人の身元を確認できる書類が未だに見つからない。
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