雨粒を含んだ靴を脱ぎ捨てて身軽にとべる何処でもゆける

 雨粒を含んだ靴を脱ぎ捨てて身軽にとべる何処でもゆける





 学生時代、帰宅途中に土砂降りの雨に打たれて、ずぶ濡れになって帰ったことがあります。


 制服も鞄も靴もびしょびしょになりました。あのときは、雨水を含んだ制服、鞄、靴の重さに、ものすごく驚いたものでした。


 途中、我慢が出来なくなって思い切って靴を脱いだとき、瞬間的に「あ。私、今ならとべる。何処にだってゆける」と思いました。


 今、当時を振り返ると、何とも言えない不思議な感覚ですね。

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