2日目
結局僕はその日、学校を休んだ。
自分でも調べてみたけど手がかりになりそうな物は無かった。
そうして夜になり食事を済ませる。調べるのに疲れ料理をするのがめんどくさくなった。でも出前を摂る勇気もないので具なしペペロンチーノを作って食べた。
あとは風呂に入って寝るだけだ。
ん、風呂?「あっ!」やばいすっかり忘れていた。
今僕が入ってるの女の子の体だった! 僕は急いで脱衣所に向かう。
鏡に映る僕の体は、胸は小さくは無いし全体的に引き締まった綺麗な体をしていた。
「これは自分の体、これは自分の体、これは自分の体これは...」
僕は必死に自分に言い聞かせた。
そして覚悟を決め体を洗い湯船に浸かる。
「…….気持ちいい」
僕はゆっくりと風呂を楽しんだ。
「あとは寝るだけかー」
そうして僕はベットに飛び込む。目を瞑ると直ぐに眠気が襲ってきた。
「明日目覚めると元に戻ってますように。」
僕は眠りについた。
ピヨッピヨッ 鳥の鳴き声で目が覚める。時計を見ると朝の7時を指していた。いつもより1時間早く起きたようだ。昨日の夜に色々あったせいだろう。
ベットからとび出て洗面所に向かう。
鏡の前で止まり自分の姿を見ると、なんと、昨日のままだった。
「うわああぁぁ」僕は思わず声を上げてしまった。
ピンポーン
インターホンがなる、誰か来たのだろうか、ドアを開けるとそこには優衣がいた。
「やっほー、駿くん治ったー?」
「いやまだみたい……」
「あ、やっぱり。」
「どうしてここに?」
「朝ご飯持ってきたの。ついでに様子を見に来た」
「ありがとう」
「いえいえ、じゃあ私は帰るね~」
「え、もう帰っちゃうの?一緒に食べようよ。お腹空いたし」
「え、でも迷惑じゃない?」
「大丈夫だよ。さあ入って!」
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