第20話 親切な看護人

「お食事ですよ」


優しい声。

顎に手を添え、粥を一匙ずつ運んでくれる。

食事が唯一の楽しみだ。


ここはどこだろう。

事故に遭ったそうだが、目が見えず怪我の程度もわからない。


声の主が退室した隙に手と顔の包帯を解く。

恐る恐る顔に触れる。


×××××××


瞼が綺麗に縫い閉じられていた。















ーーーーーーーーーー

第3回呟怖冬祭り、準決勝投稿作品です。

ちょうど賞味期限切れのレトルトのお粥があったので、イメージ画像に使った記憶(*´艸`*)

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