開拓事業はDIY
第25話 拠点を作ろう
拠点を作ろう
~~~マリィ
港町ローナ予定地
戦艦の整備改造、アルテミスの友軍認識が終わるまで1か月ほどかかるそうなのでその間に腰を据えて、開拓地の整備をしていく!目指せ!左うちわ!大儲け!
今の季節は冬!冬に北の開拓に来てしまったのだ!
ちょっと?急ぎすぎたね!快適な戦艦が懐かしい!
魔導車のエアコンがあると言ってもすし詰めでは休みにくいので、フレイの炎をうまく使ってみんなで暖まりたい。
私が考えたのはローナの試練を利用して暖を取る方法だ!
ボコボコにして座礁させている木製海賊船をばらして、そのフロート部分をローナの試練に引っぺがした床と一緒に配置、そこに小屋を建てて暮らしてしまう作戦だ!これで海水も安心!雪が降っても大丈夫だ!潮の音でリラックス効果もあるかも!?
これは魔法使いがたくさんいるから出来る荒業で、飛んだままの船に暮らすみたいなものだ!
…
という私の案は試練の場を観光に残すという初期のこれまた私の案のため却下された。
とりあえず寒いのは困るので、車両や物資を1箇所に集めてフレイと魔法使いの二人パイロさんが炎を出して、ウォームさんが熱を逃がさない結界を張っている。
これであたたかいよ!安心した!
暖かくなったからか皆が相談、雑談しだして、私の案を聞いていたイレイザが魔法使いの二人組エール、ヴィオラと相談して考えた案が海賊島を利用する事だ!
建物はレクイエム砲の黒い炎が焼き払ったけど、人が住んでたなら使いやすいだろうとのこと。
フロート床で、あの島への道を作ってしまおうと考えているらしい。
床を並べる前に、ウォータードラゴンパピーがいないか飛行への反応を見ておく必要があるけど。
居ても、それは私の経験値だ!魔法使いの皆から離れたところで倒してしまおう。
お肉が出たらごちそうだ!入江内を全滅させるぞ!
ローナの試練がある入江の形は句の字のようになっていて、北側は浅瀬で流氷が押し寄せてる、試練は東、海賊島はなんと入江の真ん中、口の部分なので木製海賊船の残骸を繋いで試練付近に高台を作って海賊島と繋いでしまうのが、三人の考えた案だ。
海賊の島が目と鼻の先にある事にギリギリまで気がついてなかった私は王様に感謝した。
皆で相談して基本的にクラスメイトに魔法使い二人を付けて、分担して作業を進めることにする。
それぞれが使える魔法が便利で作業がはかどるので!
手の空いてるクラスメイトは護衛だ。
私はみんなの手伝いをやるぞ!
分担はカルラと魔導鎧使いオルガ、フロート魔法のターレが運搬。
アリスと極大の魔力持ちヌクリア、チャージ得意なキュリオはチャージ。
ホルスと石生成のストーン、高速演算のエクセラが土木。
全員が魔法使いな三人、音響検査のリン、物質修復のアンドゥ、物質接続のジッピーが橋に直してつなげる。
技術のいる作業なのだ。
他は衛兵隊と護衛と資材集め。
と決まり始めていたらなにやら言いづらそうに、アリスの鶴の一声。
「…アイギスの肩当てでかなり省略できますわ」
「「「…!?」」」
「「「おおお!」」」
!!
最近見た、シールド氏のアイギス無双が思い出される。
そしてここにはシールド氏の孫が一人とアイギスの名を冠する最新魔導装置が!?
…
海賊船の構成部品のフロートは〜魔道具…
魔道具のエネルギーの魔法使いがたくさん…
アイギスのサブシステムは魔道具、魔法に干渉できる…
最強コンボが出来ちまったな!!
アリス無双!アリス無双です!
みんなでアリスを胴上げする!
ヤッター!わっしょい!わっしょい!
アリスの顔が真っ赤だ!
イージス氏が教室の後ろからニヤニヤしてたのはこういう事か!
面倒な手順は吹っ飛ばして実は持っていた最強装備と素晴らしい仲間が問題解決だ!
誰だって楽ならその方がいいモノ!
みんなで大喜びしてたら!
ゆきがふってきた…
おうちがないよ?
………
みんなが急いで行動する!
皆が雪で冷えないようにフレイが炎の屋根を作る!
レベルが上がって出力が上がったんだって。
その間に魔導車に避難だ!
アリスが急いで起動したアイギスの肩当ての力で座礁していた海賊船のフロートを強制起動して、とりあえずのなんちゃってアイギスの盾で家が作られる。
ボロの船がドンドン飛んでくる。
魔導車に乗って、外から見ていると、何だか船が寄り集まった家は芸術作品みたいだ!
慣れてないからかガチャガチャしてるけど、これで安心。
全く猶予がなかったみたいだ。
みんな状況変化の速さに青くなっている。
これは…今日のところは休もう!
ゆきもふってるからね…
[確認] アイギスの肩当て_金属製_サブシステムコピー_[魔道具操作][戦術履歴]
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