ウラ「そして僕、奥様、恋人、娘、同級生」

R32+0

プロット案、環境、登場人物などの裏話

「同級生、娘、恋人、奥様、そして僕」の裏話も連載して行くことにしました。

あくまで本編を読んだ人への言い訳みたいなものですので、本編を読んでない方は、本編を読んで頂きたいと思います。

今回は、この作品に際して、上がったプロット案を少し書いてみようかと思います。

まず、ストーリーの骨格が決まっていない状態で進めている本編ですが、明確な最終回が存在しています。

今後公開する話しの中でラストエピソードなるものが中盤にあり、そこから先がノープランの延長戦となっています。

もっとも、その延長戦のほうが、趣旨を理解している自分が書いているため、より内容が濃くなっています。

それらに関しては、今後公開予定ではありますが、これに関して内容を膨らませるべきなのか、悩ましいところです。

なぜ、その話しをプロット案の話しでしてるのかというと、プロット案からすべて逸脱してしまったからです。

こちらはストーリーの骨格がある程度組み上がっていたのですが、当時は難しいかもしれないと思っていた話が、日本の法律上でもそれなりに解決出来てしまったことが挙げられます。

そのため、娘絡みの話が終わった時点で終了。もっとファンタジー寄りの終わり方が想定されていました。以下、存在したプロット案です。

プロット案その1

出会いまでは同じです。3話で戸籍の復古がありましたが、これをしないパターンが存在し、娘としてではなく、恋人としての3年間の末、ある時に彼女が消えてしまい(元の時代から3年後に戻る)、変わりに同級生の彼女が出てきてハッピーエンドという話。あまりにも短い内容になってしまいそうだったのと、恋人目線での3年間を書くのが容易ではなかったこと。あとは本編で誤魔化している性描写などが、17歳時点で存在しており(恋人になって、すぐセックスをするという展開を考えていたため)年齢に対するモラルの部分でどうなのか？というところで、これは却下となりました。バッドエンドにならないようには考えたのですが、最後に主人公を恋人が見つけるというつじつま合わせも上手く行かないことも、ボツになった話ですね。

プロット案その2

主人公が、本編での娘視点で始まるところが大きな違いです。こちらは、すでに3話時点で、同級生の彼女が他の人の戸籍に入ってしまっており、やはり戸籍の取得が出来ないという話になります。

このあと、娘がどこの国でもいいから戸籍を取得して、主人公と国際結婚をするという話が想定されていました。戸籍の取得に関して、詳細な話が掛けないこと。それと、今後の本編ではちょいちょい出てくる、娘視点での話の展開が、当初は考えられなかったというところで、ボツ案となりました。

プロット案その3

これに関しては、3部の始まりまでほぼ一緒ですが、11話時点での時間経過が1年経たずに始まるため、主人公と同級生の彼女の間に子供が出来て、4人で暮らしていくという生活を描いて行く予定だったものです。これには明確なエンディングが存在しており、最終回は主人公の葬式にて、それまでの昔話として、ストーリーが展開されていたということになっていく予定でした。主人公をどの時点で死亡させるかを考えた場合、話の組み立てが上手く出来ないこと。それと、2部が思った以上に時間経過してしまったこと、それと、子育ての経験がない人間が子育てを書くことへの抵抗感があり、ボツとなりました。

プロット案その4

プロット案1の改変バージョンで、彼女が消えたあとにSMSをやり取りしていた相手が、実は同級生の彼女だったため、再会して、生活をするものとなっています。

ゲームチェンジャーの存在がいないため、正直書いていて行き詰まることが予想されたので、これもボツ案となりました。

あと、もう少し話の組み立てなどが書かれていたのですが、話を順不同とすることで、整合性のない話にする予定だったとも書かれています。

これは、すでに近況などで解説していますけど、年齢と時系列がめちゃくちゃになっていたことがあとから分かったため、Excelにて時系列表を作り、年齢などのつじつま合わせを行っています。そこで発覚したことも多く、エピソード順の入れ替え、それと時間経過の短縮が行われています。筆者が主人公42歳で起こった出来事を、41歳へ前倒ししたりしています。今後の展開で、主人公たちが怒涛の1年というセリフを喋るのですが、それが筆者のせいだったところを謝りつつ。

あとは時期的なネタですね。例えば、入れるかどうか分からないけど、「シン・エヴァンゲリオン」を見に行く主人公に対して、娘がエヴァは終わったものだと言って、後から新劇場版シリーズを知ることになるとか、そういった小ネタみたいなものは、いくらか入れていきたいと思っています。あと、ロケハンですかね。実際に行ってみないと分からないところを自分で歩いて資料にしていくということも、少しはしたいかなと思っています。

というわけで、今回はここまで。お粗末。