第6話 同様

――――――ある日の夜、閉店後、職場にて。


事務所で結月と二人になった。


「ゆづ」

「なに?」


僕は椅子に座る結月を後ろから抱きしめた。


「どした?」

「…今日さぁ、激しいのしたい。」

「激しいの?」


結月が振り返って僕を見上げる。



「…でも出来ないかも。」

「なんで?」


「だってさ」

「うん」

「死ぬほどお前が可愛いから」


「ずっと待ってたんだよ?優しいのじゃなくなるの。」

「結月、帰ろ。帰ってしよ。」


僕は結月の椅子を回して向かい合わせにして…

キスした。


段々と深くなる僕に結月も合わせてきた。


そのまま壁に手をつかせて、

下だけ脱がせて突き立てた。



今まで聞いた事ない結月の声が事務所に広がる。僕は結月を1度果てせた後、抱き上げてまた責めた。



―――――――――結月…。


「結月……今日で全部終わりにしよ。」

「しない。」

「でも、俺、お前壊しちゃうかも。」

「壊せるものなら壊してみて?……あたしは咲さんと同じくらい強いから。」


「え…?」

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