第3話 R5-7-6~9 嘘から始まる哲学
僕は嘘つきは嫌いですが、何も全ての嘘が嫌いという訳では有りません。
「嘘も方便」なんて言葉、有りますよね?
人間が本来求める「価値」の対象に、西洋の学者は真・善・美を提唱しました。
しかし日本の学者は言うのです。真なる事は果たして全ての価値になるかな?と
日本のその学者は人の普遍的価値の象徴に真・善・美に代わり美・利・善であると言い出した。
この利とはお金の話だけではない。だからこそ難しい。
幸福なり感情なりを「美しく」「善き」方向に揺さぶる事も利なのである。
それを自己だけの為に使うのかどうなのかを問われるのだ。
さて人類の普遍的価値が真・善・美ではなく美・利・善で有るならば、大多数が喜び感動し、そして心踊る嘘ならそれは美しく善き嘘という事になる。
ちなみに僕も嘘ならつく。生憎今のところ誰かをクスリとさせる程度であるが。
己心の満足の為に嘘をついても謝罪に追い込まれるだけなのである。
嘘の哲学最終日です
私は利の無い無価値な嘘つきは信用しない事にしている。
なぜなら謝ったとして、それが何処までが本当なのか分からないからだ。
手の込んだ無価値な嘘は特に手に負えない。
価値ある嘘。笑わせに行けばホラになる。善意が有れば慈悲になるのだ。
その人が近寄らなくなって安心している
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