2023年7月17日
ズボンのポケットに手を入れ硬いざらっとした手触りを見たら洗濯と乾燥を経て丸くなったレシートだった。
今日は病院に行くので仕事はお休み。
いつも通り電車の乗り換えを間違う。もう数年通ってる病院なのに間違えずに行けたことがほとんどない。大江戸線と丸の内線の乗り換えがしたいけど春日と後楽園と本郷三丁目の三角関係が覚えられない。
そういえば昨日 夫がTCGの試合だったので珍しく1人でスーパーに行った。ひとりだと大抵は財布か鍵かスマホを忘れるんだけど今回は全部持ってたやったね!と思っていたらマイバッグを忘れていた。しょうがない。普段〝そういうこと〟は夫が全部ケアしてくれているから…
間違えて降りた飯田橋の駅で思う。昔から〝そういうこと〟ができたためしがない。〝そういうこと〟が「できる」事にまったく興味がないのだ。それで怒られることはあっても(わたしは)困りはしなかったし(全方位にごめんなさい)電車の乗り換えに限って言えば間違って違う場所に行くのを有意義だとすら思っているので直らない。
〝そういうこと〟なぁ…
できなかった、怒られたシーンがスライドショーのように/夫と2人で春日から後楽園まで歩いた時に自販機が全くなくて喉が渇いた事…二つの記憶を同時に眺めながらだってマイバッグはいつも夫がカバンから出すから…あのシュルシュルと丁寧に折り畳まれたマイバッグがふわっと夫の手の中で広がる瞬間が好きだな…と脳内映像が切り替わる。
複数の事を散漫に好きなだけ考える。いま脳がとても自由だ。これぞ休日。明日も働きたくないな…
気づいたら国会議事堂前のホームにいて進行方向とは逆の電車に乗ろうとしていた。
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