続・日記

2023年7月14日

カバンの中を見たら、冷房が効いた部屋に入った時用にと適当につっこんだシャツが出てきた。しかも2枚。白と黒。

カクヨムは背景色・フォントが見る側に委ねられているのが面白い。書き手が意図している事がそのとおり伝わるとは限らない前提が仕様化されてるとこが好き。

カクヨムといえば久々にこのアカウント名を見た。これは以前使っていたTwitterのハンドル。

当時わたしは女性の権利問題に興味があって（もちろんそれは今もだけど）Twitterでそういうことを話している人を何人かフォローしていた。怠惰なので「だれか詳しそうな人が言っている」ことを常に読みにいってしまう。

自分と意見の似ている人が「トランスが女子トイレを使うのに反対」の意見を書いていて、なるほど、そういう懸念もあるのかと次第に自分も同じことを思うようになった。

しばらくロム専だったんだけどある日自分で「反トランス」なツイートを数件した後に、強い罪悪感があった。本当にわたしの意見はあってるのか、いまそう思っている、でもこの考えがトランス当事者を傷つけることも知っている。それを書いてしまうのは絶対にいけないことだった。すぐにツイートを消して、なぜ消したかその罪悪感について書いて、新しいアカウントを作って、フォロー関係を全員解除して鍵をかけて黒歴史とした。

以来「すべての差別に反対」を謳う人の言葉を読み（これは差別ではない権利の主張だ）が匂う言葉を警戒している。

怠惰は変えるのが難しいので、大きな声の誰かの意見にこれからも左右されてしまうだろう。間違った事もたくさん言いそうだ。でも加害は嫌だ。「自分のやった酷い事」を忘れずに黒歴史を書き残したい。

差別は言う側が定義するものではない。だから（差別ではないんだけど）と言いながら言葉を発するのはもうやらない。

悲しいニュースがあった。カバンの中に入ったシャツは白いのも黒いのもシワシワのしおしおだ。

せめて明るい服を着よう。明日はウマ娘5thライブ。買い物に行って奮発してピンクのシフォンのセットアップを買った。たのしみだな。