46話R18

「こわいことなど、なにもせぬ、此方に委ねよ」


翔颯かけはやてはこの言葉に全部委ねる選択をした。

だって何処までも何処までも自分が欲しいと情熱的なウトゥに、好きって信じて欲しいんだ。

でも穴の中をぐじゅぐじゅされ、ずくずくが急に強まって全然逆らえず出してしまった。

それがあまりに急でなんだか悔しくって、翔颯はウトゥを睨んだ。

ふふって笑ったと思ったら指が増えて、翔颯は言葉とも声とも言えぬ高い呻きを洩らしながら、またすぐ出る快感に顔をくしゃくしゃにした。


「う、とぅやらぁ、いっぱ、きもちぃ、これぇ」


「よいではないか」


「おればっか、や、ぁっあアっ」


何時の間にか翔颯の身体は九の字曲げられて、ウトゥは上半身起こしナカを弄ってる。


「此方もすぐによくなる…翔颯のなかで、な?」


「っ、っ、ぅぅぅっ」


ぐちゅぐちゅぐちゅ。

一番ずくずくがクルとこをそう弄られ、翔颯は絶え間なくでる快感に襲われた。

ド、ど、ド、気持ち良いが跳ね回る。

腰がカクカク震えた。

なのにでてない、でてないのいきもちがいい。

出てる感覚のやつなのに、でてないのなんで?

これってさっきからそうじゃない?

何が起きてるの?

翔颯は、また、出る良さに「ンアぁっ」襲われた。

なのに、でてない。

あ、こわい。


「案ずるな…もっとよがれ翔颯…此方は、それが、見たいのだ」


耳の穴にそう吹き込まれた翔颯は「やらぁァ」逃げ出そうとした。

一方的なの嫌なんだって身を捩るから、ウトゥは止むなく左手を貸し出した。

つぷっと、キスのかわりにひとさし指を口の含ませる。

そしたら翔颯は与えられた左手に抗議するよに、すりすりちゅうちゅうしはじめる。


「ふふ…はぁ…愛い…どうして、くれようか…」


「ン…ぅ、とぅ…」


翔颯はちょっと驚いた。

指を咥えるただけで、ウトゥが気持ち良さげに目を細めたからだ。

じゃあもっと、かじかじする。

それで我慢するからもうどうにでもしてよウトゥ。

涙目で強気な視線向けながら、ちゅうちゅう指を吸っている。

別段性的な効果は生まれていない、でもその目が仕草がウトゥの理性を焼き切るのだ。

それに逃げなくなったから、これ幸いとウトゥは後孔の中を潤ませる。


「は、ぁぁぁ…っ、っっぅううううっ」


コリっとしたトコ触られて意識がトんだ。

そしたらそこばっかコリコリされて、どうしようもなくって、翔颯は変な声をあげながら快感に身を捩る。

指を吸っても齧っても、トびつづけてしまう。

そんな理智が蕩けた嬌声と反応をもっと引き出したくて、ウトゥは執拗に穴も竿も袋も舐めて弄り倒しはじめた。

口に含んで吸って指で擦って粘性で敏感な皮膚をいじめたおす。

ぶじゅぶじゅ、あふれる。

みつけたトコをゴリゴリおす。

翔颯が、ひにゅうぅうう、とないた。

身体から力が抜けてゆく。

なのにやらしく腰をかくかく揺すって、透明な体液を分身から噴き出して、はは、可愛い。

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