第15話、ミキからの返事が一向になく、久しぶりに5人で集まりケイイチの快気祝いをやることに

ソウハル「ミキちゃん、まだ収入少ないけど俺仕事もこれから頑張るからさ、俺についてこいよ」


ミキ「・・・?。えっ・・・?ソウハルさんそれってどういうこと?」


ソウハル「ミキちゃんとお付き合いできたらなって思ってさ」


ミキ「・・・・・?私とお付き合い?」


ソウハル「ミキちゃんのような可愛くて素敵な子を守りたいなって思ってさ」


ミキ「ソウハルさん・・・。私、ソウハルさんのことそんな風に全く考えたことなかったから・・・」


ソウハル「ミキちゃん、ごめん。先走っちゃって」


ミキ「ソウハルさん、ありがとう。普通はこれだけ年が離れていればお断りするんだけどソウハルさんの場合、本当に若返っているし、ちょっと特殊だから少し考えさせてくれませんか?」


ソウハル「ミキちゃん、ありがとう」


ミキ「必ずソウハルさんに返事かえすわ。ソウハルさんありがとう」


そういうとミキはその場から去っていった。ソウハルは少し真剣師として将棋を指した後、家に戻ってしばらくミキのことを考えていた。


ソウハル「ミキちゃんに変なこと言っちゃったかな」


でも、僕とミキちゃんは今、40歳ぐらい離れているけど20年も経つと同じ年になり、60年経って僕が子どもに戻った頃にはミキちゃんは90近いけどバランス的にはピッタリなんだよね。ソウハルはミキのことを思いながら、ミキからもらった紺のハイソックスを取り出してオナニーをして性的欲求を解消した。


数日経ってもまだミキからの返事は来なかったが、ソウハルは久しぶりカズヒコ達と約束を交わし、ケイイチも体調が回復したので会館に行ってみんなで将棋をした。


カズヒコ「なんだか5人そろうの久しぶりだね」


ケイイチ「ワシももう年だし、この前は参加できずに残念だったよ」


ソウハル「ケイちゃんも元気になって良かったよかった」


ダイスケ「やっぱりケイイチさんがいないと盛り上がりにかけるよ」


アツオ「ムードメーカーだからね」


カズヒコ「今日はおやっさんの快気祝いなんだからさ」


ケイイチ「みんなありがとう」


5人は将棋が終わると、いつものように常連の焼鳥屋さんに足を運んだ。


ケイイチ「なんだか聡ちゃん一人若返ってるよ」


ソウハル「やっぱり、あの妖精さんがいっていたことは事実だったってハッキリわかったよ」


カズヒコ「もう、あっちゃんが80代で俺とおやっさんとダイちゃんは90代だし、聡ちゃんが羨ましいよ」


ダイスケ「こうやって5人で集まって飲むのもいつまで続くんだろうね」


アツオ「みんなで集まってお酒飲んだり、焼鳥食べたりするのはいくつになっても楽しいよね」


ケイイチ「聡ちゃんそういえば彼女って作らないの?」


カズヒコ「こないだおやっさんが出られなかったときに聡ちゃんの結婚話で盛り上がったんだよ」


ケイイチ「えっーよかったら聞かせてよ」


アツオ「みんな年をとると聡ちゃんの結婚式には出られなくなるから、早く彼女を作って結婚するといいよって話しになったんだよ」


ダイスケ「そうそう。僕が遅くても30代までには結婚したほうがいいっていったんだけどそれじゃみんないないよって話しになって」


ケイイチ「ところで聡ちゃんは彼女できたか?」


ソウハル「いや、お目当ての子がいるんだけど」


カズヒコ「えっ、初耳だな」


ケイイチ「うまくいきそう」


ソウハル「きびしそうだよ」


ダイスケ「ところでいくつぐらいの子なの?」


ソウハル「30ぐらいだよ」


アツオ「ずいぶん離れてるね」


ケイイチ「でも、後、20年後には同じ年ぐらいなるよね」


ダイスケ「意外とバランス取れているよね」


カズヒコ「今は親子以上にはなれてるけどね」


アツオ「相手がどう受け取るかだよね」


ケイイチ「聡ちゃん、もしお付き合いするようだったら是非、紹介してよな」


カズヒコ「僕たちにとって30歳っていったら孫みたいなもんだよ」


ケイイチの快気祝いだったはずが、いつのまにかソウハルの話題に変わり、みんなソウハルの彼女に興味津々だった。対するソウハルはミキちゃんからの返事を待つよりないと思っていた(続)

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