地獄へのご招待。

アイちゃんの優しさと可愛さにうっとりしていたら。

突然、ステージの照明が消えたように視界が真っ暗になった。


これは……。


私は過去2回も体験した。

地獄の狭間、だろう。


「またですか……」


さすがに鬱陶しくなって私は声を発した。

今回は私一人ではなく、アイちゃん、ライトさん、おまけにレオくんまでいた。


「周りに警戒しろ」


と、四人で背中を合わせたが、どう考えても私の方から来たらやられる。

それに気がついてライトさんは新たな指示を出した。


「ひよこは3人の真ん中にいろ」


と言われた。

そこで、もう一つ危なさそうなところがある。

レオくんのところ。

大丈夫なのかな。


コツ、コツ


「お久しぶりですね」


しっとりしたお姉さん声の悪魔族が、ヒールを鳴らして歩いてきた。

名前は、ユイ。


「またお前か」


2回目と合ってか、ライトさんも今回は冷静のようだ。


「セナさん、どこかにいってしまったんですってね。残念でしたね」


「……は?」


急にセナさんの話題を出されて、あからさまにライトさんは声を低くした。

でも、私には分かるこれは挑発でーーー。


「なんだと!?」


ライトさんは警戒していた態勢を崩して、ユイに詰め寄って、胸ぐらを掴んだ。

それでも、ユイは表情を崩さない。

そして、ピクっ、と口角が上がった。


「罠です!ライトさん!」

「なに!?」


その瞬間に、ライトさんが守っていたはずの方から、何かが出てきた。

ッッ!

驚く暇もないほど速く、私は攫われた。

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