神は中学生

神は中学生

神は中学生

ここは天界。ここを納めているのは「神」である。その「神」は全知全能の力を持っている。だがその神は中学生である。その名も「神野　神事」。

これはそんな神兼中学生の少年の成長劇である。

「さぁーて。学校に行く支度でもするか。」

ここ天界。全知全能の神の部屋。そこにいるのはもちろん全知全能の神である。だがその神には名前がある。なぜかって？人として神として生まれたからである。その名前は「神野　神事」という中学3年である。今現在進行形で学校に行く準備をしている。

「じゃあ、行ってきます。」

ガチャ

玄関のドアを開けて学校へ向かう。そして、人として生活する。

「おはよー」

教室に着くなり幼馴染である「天野　友成」こいつは名前の由来は友達をたくさん作って将来成功してほしいという親の願いらしい。そして、親の願い通り友達がたくさんいる。さらに、「超」が付くほどのコミュ力と趣味がある。なぜって、誰とでも友達になれるようにとのこと。こいつとはよく話している。友達になった理由は同じ趣味があったから、その趣味は「サッカー」である。昔から自分公園に行くといつサッカーボールを蹴って遊んでいた。その時一緒に遊んでからの仲である。それかというもの、小、中と一緒である。もちろん休み時間の時は二人でサッカーで遊んでいる。そしてサッカー部にも所属していて、去年全国大会で優勝している。もちろん昔からの練習の成果が出たのである。まあ今年でサッカー部の最後だし、これでエース

（友成）の「相棒」じゃなくなるのか。と思うと悔しい。どう悔しいかって？もしかしたらこれで最後かもしれない思うから。自分神だし。そう考えると悔しい。自分が何で人として、神として生まれたのかが。でも、最後の青春を謳歌するか。

もうすぐ1時間目も始まるしそろそろ席に着くか。

～～～～～～6時間後～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

「ただいまー」

家に帰ってきてももちろん誰もいない。帰ったら神になる。仕事が来る。またこうだよ。全知全能の神だからって働かせすぎだろー神って嫌だー！今すぐにでも裁判所に訴えてやろうかなこのこと。労働基準法で。ほんと使えない部下が多すぎる。でもいづれ神を引退して社会人になったら役立つしまあいいんだけど。

今回の案件は「人と神が共存する世界を作る」か・・・俺は神だし人だから共存するという案には賛成だけど、他のやつが反対するがどうでもいいか。だって決定権は俺にあるから。

「よーし。国にでも報告するか。」

このことは正直国に伝えきゃ決定したことにならないから。あーあ明日Z〇PとかZ〇Oとかのニュース番組で報道されるんだろうな。これだと同級生にバレるな。自分が神であることが・・・