マンドラゴラの毒
植物型の魔物であるマンドラゴラと遭遇したニラダ達はマンドラゴラから薬草を得るためにマンドラゴラ討伐に臨む。
まずはニラダが得意の補助魔法で自身を大幅に強化し、剣で次から次へと斬りつけていく。
「すごいわね、ニラダの剣捌きはとても本職が魔法使いとは思えないわ」
「ニラダ君、剣技に関するスキルは習得できないと思ったからって、本を読んで身につけたって言ってたよ」
「元の身体能力が高いとはいえすごいわね」
ミヨモ、ティアがニラダの剣技に関心しているとマンドラゴラがミヨモ達にも接近しており、ミヨモがステッキから魔力エネルギーを放ち、マンドラゴラの身体を射抜く。
「ミヨモ、頭の薬草を回収して!」
「うん」
息絶えたマンドラゴラの頭に生えている薬草をティアの指示でミヨモは回収し、マジックボックスに収納する。
「この調子なら俺が2回目の補助魔法を使うまでもなく終わりそうだな」
「でも油断しないで、マンドラゴラのもう1つの特技は……」
ティアがマンドラゴラの特技について説明しようとした時、ミヨモの魔法で息絶えたと思われたマンドラゴラが最後の力を振り絞って起き上がり、口から粘液をミヨモに放つが、咄嗟にニラダがティアの前まで移動し剣で防ぐが一部がニラダの身体にかかってしまう。
「うっ、う、うううう……」
「ニラダ君、大丈夫?」
「待ってミヨモ、触れてはだめ!」
ミヨモを守るためにマンドラゴラの粘液を浴びてしまい、その毒で苦しんでしまう、ニラダの身を案じてティアの制止が間に合わず思わず体に触れてしう。
「うっ、ああああ」
「ミヨモまで、まずいわね1人づつ解毒しては間に合わないわ」
毒で苦しむニラダ達を一気に助ける為に呪文の詠唱を始める。
「我に宿りし聖なる力よ、彼の者らを蝕む邪を取り除き給へ!
ティアの魔法がニラダとミヨモに放たれると2人の身体からみるみるうちに毒が消えていき、一命をとりとめることに成功する。
「やった、助かったぞ!」
「ありがとう、ティアさん!」
「お礼は後でいいから、早くあいつらを倒して!また粘液がくるわ」
ティアの呼びかけに応じて、ミヨモが強く返答する。
「2人共、残りは私に任せて」
「分かった、頼むぞ」
ミヨモの申し出にニラダが応じるとミヨモは呪文の詠唱を始める。
「我に宿りし風の力よ、彼の者らを切り裂き給へ!ウインドカッター!」
ミヨモが呪文の詠唱を終えると風の刃がマンドラゴラ達に放たれて次から次へとマンドラゴラを切り裂いていく、そしてその場にいたマンドラゴラをすべて切り裂く事に成功するのであった。
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