第6話:キティ…

僕は、実家から離れ、上京してひとり暮らしをしながら

大学人生を楽しんでいる。そこで僕は実家に電話をかけた。

家族の声が聞きたいのもそうだが、キティの声が聞きたかったのだ。


僕「もしも〜し」


姉「あ、お前が家にかけてくるなんて珍しいね。」


あれ?いつもなら母さんが出てきてくれるはず…と

思ったが、そこは姉貴がおとなになったということで、


僕「キティいる?」


姉「あぁ、キティね、キティならこの間


……は?、、、僕は絶句した。


姉「酔っぱらいが運転してた車にね、、轢かれて即死だった」


僕「嘘だろ、」


姉「本当よ。だっ、」


僕「本当なのはわかったよ!!!」


思わず声を荒らげてしまった


僕「だけどさ、もっとさあるじゃん。『石垣に登って、それを見た

  人が助けようとしたらもっと高いところに登っちゃった。』

  とかさそれなら僕だって覚悟はできてたのにさぁ!     」


姉「ごめん」


僕「わかったよ、

  で、母さんは今どこにいるの?」


姉「母さんは石垣の上に登ったよ」




解説は下へ⇩



























解説。

なんとこの姉貴さん死んじゃったことをオブラートに

隠す=石垣に登ったと思っています。

このことからお母さんはもう帰らぬ人なのかもしれません…。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る