第11話 久方ぶりの貴方へ

貴方を見つけ

たまらなく急ぎ足


高鳴る胸を抑え

貴方へと走った私


でもね


いつもと変わらず

声をかけてくれた貴方に癒される私


高鳴る鼓動は

やがて癒しのメロディへと様変わり


えっ今なんていったの?


研ぎ澄まされた私の耳は

その声を言葉をとらえて離さない


小さな声で


また来てくれて嬉しいよ


そう呟いた

貴方の深く響くその声を


私は絶対忘れない

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