「なんだその力は」と言われ続けいずれ最強に

第22話

「カラオケ、楽しかったー」

「だね、この後空いてる？」

「空いてるよ」

「じゃあこれからご飯行かない？」

（え、女の子とご飯、、、）

「動揺してるの見え見えだよ!」

「ど、動揺なんかしてないし」

「もー意地を張っちゃて、じゃあ動揺していないならご飯行こ」

「わかった」

サイ○リヤ

「そういえば、ダンジョンで私が魔法を使った事に驚いていたのは何で？」

「うーんと、実はあの時魔法をこの目で見るまで信じていなかったんだ」

「ほーなるほどね。なんか魔法が存在しなかった『常識の終末』以前の人みたい」

「もしかしたら俺は『常識の終末』の前に産まれたかもな」

「そうだね、あともう一つ聞きたいことがあるんだけどいい!?」

「いいよ」

「それじゃあ、ダンジョンで最初にエンカウントした時にやった「血装」は何だったの？」

「それはねー」

「ぉーぃ、朝求ーなにしてるん、、ギョエーな、なんでお前が女の子と飯を食っているんだ!?」

「お、親父ー!!なんでこんなところに居るんだよ!!」

「それこそ、お前もなんでだよ。と、その前に、こんにちは私、朝求の父をやっております。田中朝洋と申します。これからも馬鹿息子をよろしくお願いします」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

「2人して何やってんだよ」

『何やっていると言われても挨拶としか』

「ハモってるし」

「あ、そうそうこの事はもう母さんに伝わっているから」

「連絡するのは早いよ」

「あとユウさんが聞きたがっている、こいつの力について教えましょう」

ドドドドドド

「動くな!!お前たちは今、俺たち『旧世界の復活』の傘下『雑殺』に囲まれている」

「ごめんね。ユウさん、こんな事が起きちゃって」

「大丈夫です」

「親父どういうことだ?」

「後で説明するから大人しく待ってろ」

「わかった」