【火曜日 08:40】掃除係のパシリだった俺、監督が代わり俺が念願のレギュラーになり、全て俺のサーブで終わらせたから、今更チームプレイと言われてももう遅い
少し復活したエアコン
第1話
その大会はバレーボール大会なのに、2位をかけたくじ引き大会と呼ばれてようになる。
前代未聞の、サーブだけで全てが決まると言われた。
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「今日もお願いしますね、先輩」
俺は後輩達にパシリにされている。
「よろしくな、まつ」
同級生に見下されて、同級生が3にいるうちに、唯一俺だけが、レギュラーでない。
「ごめんね、マッくん、私マネージャーの仕事あるから」
俺の幼馴染のマネージャーの夢、俺がバレーボール部に入って一緒にマネージャーをやる為について来てくれたんだ。
前は優しく仲が良かったんだけど、
「じゃあ、一人で頑張ってね。あ、夏待って!!」
今の夢にとって俺は蚊帳の外だ。
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今日は部活は一人だった。どうやら、チームメンバーみんなで俺以外はサボったようだ。
夢も来ていない。
俺だけ、はぶられたのか
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今日は、普通に練習したが、俺は練習をさせて貰えず、ずっと球拾いをさせられた。キャプテンの命令なら仕方ない。
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「マッくんっていつまでベンチなの?」
夢が俺に話しかけてくる。
「わかんない、夏はもう俺をレギュラーにする気はなさそうだよ」
「そうだね」
夢は笑ってる。
「まっくんは下手くそでずっとパシリだもんね」
そう、俺はレシーブもスパイクもブロックも下手でもう最近は練習すらさせて貰えない。だから昨日みたいに一人の時に壁頭とかサーブ練習をするしかないのだ。
「あぁ、夏が幼馴染だったら良かったなぁ!」
「・・・ごめんね。」
「本当よ!!なんでアンタが幼馴染なのよ」
「おい、夢!!」
「あ、夏!!今行くよ!!じゃあね、ほこりの守護神」
俺はずっと掃除ばっかりしてるせいで、部活メンバーからそんな風に呼ばれるようになった。
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「今日から監督になる、川崎だ。よろしく」
その日、監督の交代が急遽発表されてみんな嫌がっていた。何故なら前の監督は選手に任せるスタイルだったから自由に出来たからである。
「ここには上手いやつ集まるがからそれなりに良いところまで行っていたようだが、俺が来たからに中途半端にはさせんぞ」
すごい、顔と目つきだけで、分かる。
「じゃあ、今日は初日だし、早速一人の一人のプレーを見るから」
そして、一人一人テストのように始まった。
まずはレシーブ、
俺は下手くそでみんなに笑われている。
「おい、松!!そんなレシーブじゃ、チャンスボールすら拾えないぞ」
「・・・まっくんって本当に笑いをとるセンスは上手いよね」
というか、レシーブやったの高一の入学当初以来かも
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それからスパイクも、ブラックもトスも同じように下手くそだった。
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「お前、全然だけど、サーブは頑張れよ。」
監督が俺に声をかけてくれる。
「サーブが上手かったサービスエスで使えるかも知れないしなぁ、笑らわてることなんて気にするな。一回落ち着いて、打ってみろ」
「はい!」
でも、やっぱり周りは気になる。さっきからどんな下手くそなプレーをするか待ち望んでいるようだ。
「はぁ、楽しみだ」
「久しぶりね、まっちゃんのサーバ見るの、どんな珍プレーしてくれるかな、そもそも打てないとか終わるとか??」
はぁ、聞こえる声で、
辛いなぁ、
正直辞めようと思ったことは何回もある。
けど俺にはそれでも辞められない理由があるから頑張っている。
まぁせっかくなら今くらい楽しもう。
「、おい、あいつジャンプサーブしよとしてるぞ」
「夏でもはずすのに、まっくんが出来るわけ」
ドンーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!ー!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!ー!と音が鳴る。
「ふぅー、楽しかった」
「お、お、おお、」
監督が驚いてる。
「うそだろ」
「何今の、いやまぐれよあんなの」
「松、もう一回やってみてくれ」
「わかりました」
そして、また決まった。
「・・・ありえない」
「監督??」
「こんなのプロでも、いや人が出来る技なのか?」
「??」
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