1620話 オタクの高速詠唱に対するは沈黙と首肯
とりあえず佑那と廣瀬お姉さんを呼び出して兄さんの武勇伝を語らせる事を企んでみた。
「兄さん?…あっ、お客様ですか」
「うん。ごめんね?」
「えっ?」
数分で佑那がやってきた。
何かの訓練中だったのかスポーティーな格好だったけど、ごめんね?と先に謝っておく。
「ああ、君が佑那ちゃんか!結羽人様の妹であり馬鹿弟子という!」
「馬鹿弟子…言う程教えられていないような気もしますが、確かに佑那は私ですが…どちら様でしょうか」
「僕の名はヴェペルとでも呼んでくれたまえ。中位上級世界の一つで主神の座に就いている神だ」
「…ああ、結羽人兄さんの信者の方ですか」
いやなんでその理解?
しかも目のハイライトが消えたんだけど!?
「あらあらィヴェ・ァテレンータ・ペルントラルーネィフ様ではないですか〜」
「ぅえ!?なんでヒロセが此処に!?」
「私の故郷世界ですし?現在は友紀君のサポート等を行うよう言われているのですよ〜?」
「ああ、捨てられたのか」
「おやおや〜?ストーカーさんは結羽人様が大切にしている友紀君の事もご存知ないのですか〜?今結構大変なのでとお願いされたのに捨てられたとか…これは報告する必要があるかも知れませんねぇ」
「ナンデ!?ナンデ直通メッセージ知ってるの!?」
「秘書でもあるので当然知ってますよ〜?」
「ぐぬぅぅぅっ!狡い!」
「狡くないですよ〜」
「うわぁ…兄さん。この神様マジでなんなの?」
「さあ?」
「いや、この方、結構凄い方なんだよ?ホントだよ?そのはずなんだよ?」
ゆる姉様、そこは凄い方の部分で止めましょうよ…
ヴェペル様は廣瀬お姉さん達に任せてそろそろ配信時間なのでスタジオに入る。
邪神さん保育園はまだ開園中なのでそのまま入ってしまおうかな…おやつ配信ということで。
「みんなー、おやつ食べよー」
僕がそう声をかけた瞬間に全員が目を輝かせてこちらをみる。
その目は「今日のおやつは何かな?」という期待でいっぱいだった。
『いきなりおやつタイムw』
『姫様おやつテロは酷いw』
『お昼ご飯の後にプリン食べたよね?タイムさんが来て配って行ったよね?』
『あれはデザートであっておやつじゃないから!(必死)』
『おやつ無くなったらみんな泣いちゃうでしょうが!それは言わないの!』
『そういう曇らせはいらないんだよなぁ?(圧)』
『おまっ、マイヤちゃんやハヴァ様、みこにゃんこ達が泣いてもいいのか!?』
『なんで責められてるの!?というかフルボッコ…』
『済まない…代わりに謝ります…済まない…』
『いっぺん4んでこい!(裏声)』
「今日のおやつはガトーショコラですよー」
「ぃぃぃいいいいいいいやっフゥゥゥぅッッ!!!待ってたッスよおおおお!」
タイムさんが影から飛び出してきた。
いや凄い反応だなあ!?
まあいいや。
「タイムさん。飲み物の準備をお願いしてもいい?」
「手伝うッス!何すればいいッスか?何を用意すれば良いんスか?」
「タイムさんステイ。これから言うから。アップルジュースとオレンジジュース、ミルクとコーヒー、紅茶を用意してみんなが好きな物を入れる感じで」
「ラジャーッス!すぐに用意しちゃいますよ!」
とんでもなくハイテンションだなぁ…じゃあ僕は切り分けようかな…
食べやすいようにサイコロ状にして一口で食べて飲みものを楽しめるようにしておこう。
大人だったらブランデーとか赤ワインもいいかも知れないけど…紅茶にブランデーやウイスキーを少し垂らすのもいいかな?
とりあえず喧嘩しないように切り分けてみんなで食べてみよう。
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