第9話 「当家について良かれと思う者は、他国については言うまでも無く、領内にも一人もいない筈である」

出典:「毛利隆元宛訓戒状」



中国の雄・毛利元就が、後継者たる嫡子隆元に対し、兄弟仲良くすべき事をくどいまでに説いた訓戒状の一節より。

まあ、自分のこれまでの行為を正しく自覚している、と言えるのかもしれませんが、昔初めて見た時より、そのあまりのネガティブさが強く印象に残っている、私の元就感の根底となっている言葉です。  

訓戒という主旨から、大げさに言っている面はあるとは思いますが、ここまで冷たく家臣領民を見ているのは、流石というか何というか…

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