10 尋問

「お前たちにあらためて聞きたい。どうしてお前たちは俺を襲ってきたんだ」


 俺は捕縛した三人に問いかけた。


「まあ、今さらといえば今さらなんだけど、確認という意味合いで、な」


 言って、俺は三人を見回す。


「……ふん」

「むむむ」

「…………」


 つまらなさそうにそっぽを向いているジグ、俺をにらみ続けているリサ、ちょこんと正座しているフローラ。

 三者三様の態度である。


「『星の心臓』っていうのは、なんだ? そこに行くとどうなるんだ?」


 構わず問いかける俺。


「質問が多いぞ」


 リサが俺をにらんだ。


「一つずつにしてほしいぞ」

「じゃあ、まず俺を襲う理由から教えてくれ」

「『天の遺産』を持つ者は、みんな『星の心臓』を巡るライバルだからだよ。ライバルは消す。そして自分が『星の心臓』へ行く――当然の戦術だろ」


 ジグが言った。


「ライバル……」

「戦いの最中にも言ったけど、僕らが協力しているのだって一時的なものだからね。最終的に『天の遺産』持ちは最後の一人になるまで戦う」

「『星の心臓』っていうのは、なんだ? そこには何があるんだ?」


 これが一番重要な質問だろう。

 彼らが必死で襲ってくるだけの価値が、きっとそこにはある。


「ふん、それを知ったら――君も『星の心臓』にたどり着くために死力を尽くすだろうさ」


 ジグが笑う。

 と、


「あなたは――『星の心臓』を求めるのですか、レイン・ガーランド?」


 フローラがたずねた。

 まっすぐ俺を見つめ、右手を差し出す。


「フローラ……?」


 と、そのときだった。


 パァァァァァァッ……!


 俺とフローラの間で、突然まぶしい光があふれ出した。

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