フィルムにおさめた星の瞬《またた》きは一万光年昨日の、昨日。

 フィルムにおさめた星のまたたきは一万光年昨日の、昨日。



 今、光っている星の輝きは、実はずっと過去のものだと知ったときの衝撃。


 それは子供の私にとって、とてもインパクトがあり、本当にロマンチックな出来事でした。


 今、動いているもの、瞬いているものが、実はずっと昔のものだなんて。それが目の前で光り続けているのだなんて。何だかとても不思議でワクワクしませんか?


 あのときのときめきを思い出そうと、未だに写真におさめては『ずっと前の昨日』を感じ取っている私です。

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