第23話 女神様と人形の感情

 どうも作者です。短めです。申し訳ないです。


アイ(この作者は毎回やべえスケジュールの中どうやって書く時間捻出してるのやら)

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「………?」


 影森は目から涙を出ていることを処理が出来ないでいる。


「涙を流すほど美味しかったのかな?」


 アイは笑顔で満足そうに影森を見る。


「………涙?僕が?」


 影森はなぜ涙を流したのかを理解できずにいる。


「涙を流したことをわからないの?」


 アイは影森が涙を流している様子を見る。


「……どうして……僕は……涙を……流したの?」


 影森は処理できずに視線が左、右、向いたりとキョロキョロする。


「はい、キョロキョロしないで食べなさい」


 影森のあごを掴みアイの目線に合わせられる。


「………あ」


 影森は無意識に逃げようと身体を動かそうとするがアイが掴んだあごの手を引き剥がせずにいる。


「食べるまで逃がさないからね」


 アイは箸で寿司をとる。


「……もう……大」


 影森は言葉を出そうとすると寿司を口元近くにアイは持ってくる。


「はい、あーん」


 影森の有無を言わさずアイは食べさせる。


「………」


影森は口をあけて食べる。


「ゆっくり、噛んでたべなさいね」


 アイは声を掛けて影森の食べてる様子を見る。


「………」


 無言でゆっくりと影森は寿司を食べる。


「美味しい?」


 アイは影森の目を覗き込む。


「………?」


 美味しいという言葉を影森は処理、理解できずにいた。


「影森君、味覚を感じないの?」


 アイは疑問におもい影森に聞く。


「………味覚ってなに?」


 味覚という言葉を影森は処理、理解できずにいた。


「味覚も失っているのね影森君?」


 悲しそうな表情をアイは見せる。


「………」


 悲しそうな様子を見た影森は無意識に手を伸ばしアイの頭を撫で始める。


「影森君、何しているの?」


 急に頭を撫でられ、アイはとまどい顔が赤くなり始める。


「………?」


 影森は自身でどうしてアイの頭を撫でているかを処理できずにいた。


「ちょっといつまで撫でるのよ?」


 アイは顔を赤面しながら怒り口調になる。


「………」


 影森はゆっくりと撫でている左手をアイの頭から離れて行く。


「あ」


 アイは名残惜しそうな表情をする。


「………?」


 影森は無意識にアイの目線に合わせた。


「え?」


 アイは影森の目を覗き込むとわずかに光を宿るのが見えた。


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 どうも作者です。


 もし良かったら新作「感情を失った少年と女神。あなたの時間(人生)をいただきます」も連載していますのでよろしくお願いします。リンク↓です。

https://kakuyomu.jp/works/16817330667321843534

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