第5話

花には一つ一つがとても新鮮に見えることが俺にも伝わる。


 俺も初めて遊園地行った時は見る者全てが輝いて見えた。


 「普さん、あっちに行ってもいいですか??」


俺がそれなら、花はどれだけ喜ぶか今から楽しみだ。


 

 「あの、服買ってもらってありがとうございます、今度お返しします。」


「いいよ、と言うより返せないでしょ」


「はい、」


「だから、掃除がんばってね。」


「それくらいは幾らでも、」


まだ不満なようだ。


 「じゃあ、いつかかせ・・・」


これは、流石に花(マッチ売りの少女)には頼めない。


 でも、花がな、目を向けてくるんだよな。私も頑張ります。任せてくださいという目を


 可愛いな


 そうだ、


 「じゃあ、いつか俺と結婚してよ」


「・・・分かりました。」


 OKされちゃったよ。まぁ子どもの約束だしな。


 あはは、花の可愛いさについ調子に乗ったけど、これ他の人に聞かれたらワンチャン終わるかも。


 それから、花に多くのことを見せて遊んだ。



 そして、家に帰る。


 「あの、今日は凄く楽しかったです。私の中で一番の一日でした。」


「そっか、良かった!」



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