その強さを分けて(day4 触れる)
豪雨の後路傍に佇む花を見つけた。
冷たい雨に打たれ苦しかったろうにもう美しく咲かんと太陽に伸びをする。
静かに誰の視線を気にすることもなくひたむきに。
琴線に触れるとはのことだろうか。
私はその姿をシャッターに収めた。
自宅の机に写真を飾りキーボードに指を添える。
データは白紙。
ここからだ。
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