捜査にて。

「……何だこの気持ち悪い日記は。」


母親殺しのカニバリズム男子高校生。

先日そんな奴の遺体が家から見つかったと言う。

家を調べあげると所々に昔着いたであろう血などが床に付着していた。


捜査をする前、彼はきっと罪悪感から自殺をしたものだと思っていた。


けれどそれは違った。

恐らく自分を殺した息子を親は恨んだのだろう。

まったく、祟りというものは恐ろしい。


きっと最終的には「殺してしまったけれど罪悪感に潰された殺人鬼」としてこの事件は処理されるであろう。


「夢日記なんぞするもんでは無いな。」

俺はそう心に誓った。

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