File.15 学校への制裁
翔太は今日はお腹が痛いらしいので、先輩を呼んでおいた…先輩には学校で話し合いをしてきますと言ったら、『翔太君のためにも頑張ってこい!!』と言われた…やっぱり先輩は頼れるな…それに優しいし…
今回は、弁護士という立場から学校に対して話し合いをしに行く…
俺は前回この学校に来たため、大体の道は把握している…というわけで数十分もあれば学校につく…
学校は現在1時間目の開始らしく、先生と生徒の挨拶が行われている…
俺は学校の中に入り、受付のところに向かう…そして、受付のところにいる人に向かって話しかける…
「すみません…私このようなものなのですが…」
「拝見いたします…」
担当者は男だった…正直女性だったら厳しかった…
「弁護士の東雲魁戸様ですね…本日はどのようなご要件で?」
「先週ですかね、退学届を渡された生徒さんがいらっしゃいまして、その生徒さんの代わりに渡しが来ました。それと一体どのような調査を行われたのかを調べに来ました。」
「わかりました。誰を呼びましょう?校長と教頭先生は確定として、学年主任の方と…クラスの担任でよろしいでしょうか?」
「そうですね…取り敢えずその方々で大丈夫です。もしかすると追加で他の方を呼ぶ場合もありますが…」
「わかりました…それじゃあ放送で呼び出しますね?」
そうして受付の男性は放送室に向かった…数分すると…
『校長先生、教頭先生、二年生の学年主任、2-1のクラスの担任は至急受付の方までいらしてください。繰り返します…』
放送…凄い懐かしいな…中学校での給食で放送をしていた人がいたのを思い出すな…
そんな事を考えながら数分待っていると、校長と教頭と思われる人たちが最初にやってきた…
「全く…儂を呼びつけるとは何事だ…」
「本当ですよね校長!!」
「ふん…まぁいいわい…それで貴方は?」
言動に違和感しか無いんだが…ここから録音するか…
今回俺が持ってきたのは、録音機器だ…正直これがあれば証拠につながる…まぁこの人たちが失言してくれた場合に限るけど…
「私はこういうものです。」
「弁護士…弁護士ねぇ」
「弁護士!!どんな要件で我が高校に?」
「たしか先週、一人の生徒に対して退学届を渡しましたよね?」
「えぇ…そうですが…それがどうかされましたか?」
「退学届を拝見させてもらいました…正直作りが甘いです…それと退学届を渡された本人から私に相談があって此処に来ました。」
「取り敢えず把握しました…こちらにどうぞ…」
「お待ち下さい、学年主任の方と、2-1のクラス担任の方はどうされたのですか?」
「その者たちは現在授業をしています…そのため恐らく来れるのは、授業が終わってからになるかと…」
「…今すぐ呼んできてください」
「はい?」
「だから今すぐ呼んできてくださいって言ってるんですよ…ここの学校に弁護士が来た意味がわかりませんか?」
「どういう意味です?」
「貴方の退学処分に対して相談主は不服を抱いています。ですからそれを全て明らかにして、全てを伝えさせていただきます。もし調査などを行われていないようでしたらそれこそ大変なことになりますね。」
「校長先生はねぇ!!素晴らしい方なのだよ!!君みたいな一介の弁護士が変なことを言うんじゃない!!」
「教頭先生!!少し黙っていてください」
「ですが、このままですと校長先生の威信がゆらぎます!!それは防がせていただきます!!」
そうしてこちらに向かって歩いてくる…
「東雲君と言ったね…その生徒の名前を知っていますかな?」
「知っていますよ…ですが開示する必要性は感じないのですが…」
「我が高校では退学予定者が先週は3人出ていてね…そのため誰からの依頼かわからないのだよ」
「そうですか…それなら開示したほうがあなた達との会話での矛盾も発生しないでしょうし開示しましょう」
「其の者の名前は?」
「菊池翔太くんですね…それに彼は私に対して正式な依頼料も払っています。友達だからとか親戚だからみたいな感じで働いているわけじゃないんですよ…こっちは」
「取り敢えず教頭先生!!第二学年の学年主任の方と2-1のクラス担任を呼んできなさい!!今すぐ!!」
「はっはい!!今すぐに読んできます!!」
教頭は第二学年の教室がある4階に向かったようだ…そして教頭がいなくなったことにより、校長と二人きりの状態になる…
「取り敢えずこちらへ来てください…」
俺が連れて行かれたのは会議室のような場所だった…
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見てくれてありがとうございます!!
この弁護士…できるっ!!って思ってくれた方いらっしゃいますかね?
週間ランキング5位以内を維持することを目標に頑張っていますので、星やフォローをしてくれると嬉しいです!!皆さんからの応援コメントも楽しみにしています!!
取り押さえた男君の視点も入れていかないとまずいですな…頑張っていきます!!
今日は後一本、18時頃に投稿します!!
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