第547話 余韻 🪐



 すぐれた俳句の読後感はときとして散文にまさるよね~。そんな思いを深める二句に遭遇する僥倖を得ました。「風鈴や何か言ひたげとなりの子 大根原志津子」「いつまでも砂丘見てゐる帰省の子 今井 妙」いずれも下五が子の着地になっているのは偶然ですが、ん、なにかあった~? そんな余韻を誘ってくれる美しい短詩型かと。


 美といえば『美の壺』『日曜美術館』を拝観しています。前者は草刈正雄さんの情味あふれるおとぼけぶりが四角四面の窮屈な美術論をやわらげてくれる長寿番組ですし、後者は選り抜きの出演者の多彩な個性&東西アートの豆知識が楽しいです。え、歴代でどなたが一番? ふむ、あの方かな~。そんな野暮は言いっこなしで。(笑)




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※月一でご近所の千円カット店に通うのは、少し伸びただけでむさ苦しい印象になりやすいベリーショートの宿命ですが、いつもなら朝のルーティンを済ませて散歩に出かける、中途半端な時間の予約がけっこうなストレスになっています。隔月でカラーが入るとさらに億劫ですが、穏やかな日常へのお礼のつもりで、今月もまいります。




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