第529話 ゼロベース 🏋️‍♂️



 ありふれた感受性&技術に拠らないゼロベースの作句こそ現代俳句の進む道という若手の提言に頭を垂れつつ首肯したヨウコさん。長い伝統に安住していれば金太郎飴のような句しか生まれない。類想の次元ではなく、もっと根本的な作家としての姿勢の問題ということでしょう。自分ならではの唯一無二の俳句を目ざしてまいります。


 個人的な事情を引きずるのはフェアではないと承知しつつも、その評論と同じ雑誌に相当の紙幅を割かれている高齢俳人の扱いに心穏やかならざるものを感じました。仕事時代、とつぜんかかって来た一本の電話の横柄さ、理不尽さ、男女差を含む権力を笠に着た威圧的な声音……リベラルを装っていても本質は旧時代のひとなのです。




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※寒気到来を前に冬タイヤに履き替えました。倉庫に保管してあるタイヤの運び入れに腰を傷めるのはいつものことですが、ディーラーへ行く途中、牛乳工場の庭の牛の置物がクリスマスのマントや帽子を着せられている風景に慰められました。親の牛は照れくさそうでしたが、仔牛はぴょんこぴょんこ跳ねているみたいでしたよ~。🐄




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