第409話 シンコペーション 🎼
眠れない夜のおともだったテレビもラジオも神経を苛立たせるだけの大絶叫に奪われてから(ひどい仕打ち(´;ω;`))録画してあるクラシック番組を繰り返し聴いています。モスクワ音楽院でラフマニノフのライバルだったというスクリャービンの交響曲を、指揮者:原田慶太楼&ピアニスト:反田恭平の天才コンビが奏でている。
演奏のみごとさは言うまでもありませんが、合い間に語る指揮者の解説が面白い。ピュアな導入部の期待に反しシンコペーション(強弱)の激しい第三楽章は、なんとなしの違和感やウラを感じさせる……へえ、これ、俳句にも言えるよね~と夜中のヨウコさんは考えます。すらっと詠みつつもちょっと引っかかるものが欲しいよね~。
ちなみに、太陽のようなラフマニノフに比すれば月のような存在だったろうと推察されるスクリャービンは、小さな手の持ち主だったそうですが、その代償のように、ほかのピアニストが真似できない繊細な表現力を発揮したそうです。そのあたりにも隠花のような魂魄が偲ばれ、夜を重ねるごとに地味な音楽家に惹かれているところ。
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※だれもが知っている負の情報をカクヨムさんには書かないように心がけています。どなたかもおっしゃっていましたが、後味が苦い記事は読んでくださった方の心の負担になりますし、不安や暗さの増幅は朝から晩まで繰り返されるニュース報道だけでたくさんなので。せめてここでは、いつもどおり淡々と日常の描写を通したいので。
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